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愛してるからこそ...
第14章 同級生のからのアタック



翌日の朝、ホテルの朝食をとりながらも
私はなぜか浮かない…

ふわふわのオムレツにジューシーなウインナー
コーンたっぷりのサラダに温かいポタージュ
焼きたてのクロワッサンはすごく美味しい。

昨日の正人の電話を聞いてしまったから。



「...り、…かり。朱里?」

「...そうだね。」



すると正人は席を立って私の横に来た。
手を私の額に手を当てて「熱は無いな」と。

「熱?ないよー。どうしたの?」

「いや、名前呼んでんのにそうだね。って
返ってきたからどうしたのかと。」


えへへへ。と笑って誤魔化すしかなかった。
昨日の電話が...なんて聞けないし。

ダメダメ!自分の気持ちに蓋をすれば
どうってことないんだから。


「あのね、正人。
結婚式なんだけど写真だけ日本で撮って
モルディブでしたいなって。

色々調べてて一日二組だけしかしてないって。
収容人数も20人くらいだから家族と職場の数人と
あとほら結城先生とかでいいじゃん?」


こうやって話を逸らしてないとまたあのことを
考えてしまいそうだから...

「朱里がしたいところでしよう。
写真向こうも撮ってくれるだろ。」



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