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愛してるからこそ...
第14章 同級生のからのアタック

「お弁当はどうしたらいいのよ!
会社で渡してると怪しいでしょ?」
「確かに。
でも俺は外でも食えるし…
弁当楽しみだけどみんなに怪しまれるのはやばいしな…
でも弁当もいいよな。」
本気でお弁当のことで悩んでいる正人…
お弁当を楽しみにしていると言われて悪い気はしなくて。
「別にお弁当はお昼前に私が渡すようにする。
正人が早く出たことにして。
で食べ終わったお弁当はお昼休みが終わったら
デスクの上にでも置いといて。
洗って翌日またお弁当作ってくるから…」
すると正人は嬉しそうに
「朱里の弁当食えるのか。
ヤバい…それだけで嬉しすぎる。」と
本当に嬉しそうだった。
ーーーーーー
それから本当に1週間この生活は続けられた。
でも正人は葛城さんに頼んで例の元カノを
これより先接近しないことを約束した
誓約書を書かせていたみたいだった。
帰ってきた正人は私とお父さんとお兄ちゃんの前で
土下座をし今回のことを説明した。
『正人くん。顔を上げなさい。』
お父さんの声はいつも以上に優しかった。
正人を責めたりしない。
むしろ私の事を注意してきたのだった。

