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愛してるからこそ...
第14章 同級生のからのアタック

「そんなことしなくていい!」
「でも朱里は不安なんだろ?
ホテルは本当に一人だし
尋ねてきても通すなって言ってあるから。
本当に一人だから見に来てもいい。」
そんなことするわけないじゃん。
だって一人だって信じてるから。
でも言葉は反対のことを言ってしまっていたの。
「行かない。
着替えとかないんでしょ?
帰ってきたら??」
帰ってきて欲しいと正直に言えないから
理由を付けて帰って来させようと思った。
普通なら帰ると言ってくるんだろうけど
どうやら正人は違ったみたい。
「スーツは車に予備があったから
そのスーツを使い回す。
ホテルのクリーニングもあるしな。
下着とかワイシャツとかは買うから。
だからこの件はちゃんとケジメ付けるから。
それまで家でみんなと居てくれ。」
思いもよらない応えに私はどうしていいか分からない。
ちゃんとしたいと思ってくれている反面
入籍の翌日から別居なんてありえない。
「か、帰って、来ないの?」
「朱里にこれ以上嫌な思いさせたくないから。
ちゃんとしておきたいからな。」
帰ってこないと言われるとどうしていいか
分からなくなってしまった...

