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愛してるからこそ...
第14章 同級生のからのアタック
謝ってもらったけど、いいよ。の一言も言えずに
部屋に上がってベッドの前に座り込んだ。
素直になれない女の子は可愛くない…
分かっているけどなれないのが私...
本当は後悔してるんだよ。
正人が居なくて寂しかったしあんな時こそ
隣にいて欲しかった…
けど...けど言えなかった…
膝に額をくっつけて下を向いていると
後悔からか涙が溢れてくる。
そんな時ガチャっとドアが開き正人が入ってきた。
そして私の前に正座して名前を呼んでくれた。
そうそう…
この優しい声で呼んで欲しかったの。
この一週間殆ど眠れなかった。
それは正人のことが気になって
いつか連絡くれるんじゃないかとか思い
スマホと睨めっこしていたから。
「朱里。ごめんな?
お前に嫌な思いさせた。
電話ももしかして聞いてたんだろ?
でも俺は朱里がいればいいんだって。
だから終わらせたから。
朱里がそれでも許せないって言うなら
朱里が望むことをするから。」
私が望むことならなんでもするの?
私が言えばそれに従うの?
そんなこと許さないなんて言えないよ。
だから私はもういいよ。と言った。