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愛してるからこそ...
第14章 同級生のからのアタック
「朱里?お前今泣いてるだろ?
何で泣いてんの?まだ言いたいことあるんだろ?
全部聞くから話して欲しい。」
「寂しかった...。
本当は会社で帰ってきたら?って言った時に
帰るって言ってくれるの待ってたのに
正人は帰らない方を選んだし…
正人はカッコイイし背も高いし優しいし
でも私はパッとしないんだよ。
それでも正人のそばに居たいのに…ッ
私は釣り合わないんでしょ?」
俺は釣り合わないって言った覚えないけど?と
確かに正人に言われたわけじゃないからね。
次から次へと色々ぶつけた。
正人は全てにおいて話を聞いて返してくれた。
話し終えた時には涙でぐちゃぐちゃ…
もう鼻水も出てるだろうと見えない所で
ティッシュを探していると正人が箱をくれた。
数枚引抜き鼻水を拭いて少し顔を上げると
一瞬にして正人によって顔を固定された。
両方の頬に正人の手があり挟まれているから
違う方へ向けなくなっている。
正人に触れられて温もりを感じて…
それが嬉しすぎて涙がまた溢れて止まらない。
「もう泣くな。」とチュッと優しく触れるキスをしてくれた。
「正人私もごめんね…」
ちゃんと謝りたかったんだ。