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愛してるからこそ...
第15章 唯一の親戚
林の質問に返すことが出来ず
そのまま定食屋に到着してしまった。
二人でさっきの話題には触れず
いつもの普通の会話をしていた。
林の話が衝撃すぎて仕事も余り手につかない。
だから定時であがろうとするとみんながビックリしている。
でもどうしていいか分からず
今日は帰る。とみんなに伝えて朱里と帰ることにした。
帰ると手洗いを済ませて部屋に行き着替える。
やっぱり頭から離れない話題...
ちゃんと答えてやるべきだったなと後悔する。
喉が渇いたからキッチンへ向かい
冷蔵庫にある大きなペットボトルをだして
コップにお茶をいれようとすると隣から
「ちょっと!!正人!!!何してるの!」
と朱里の怒っている、いや焦っている声がした。
「ちゃんと確認した?どうしたの??」
朱里に言われて手元を見ると
手にしているものはお茶ではなく...
【めんつゆ 2倍濃縮】と書かれている。
「やべっ!飲むとこだった…」
ボトルの大きさ、形も違うのにどうして
めんつゆを手にしたのかは分からない。
「正人疲れてるんだよ。今日も定時で帰るし。
体だるいなら病院行く?」
疲れてんのかな。
でも朱里を見ると胸元のボタンが大きく開いて
谷間が見えることにムラムラしてきた。