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愛してるからこそ...
第16章 社員旅行
朱【ファンデーション買いに行ってから帰る(´•ω•̥`)】
正【この間買ったって言ってなかった?】
朱【さっきパウダールームで誰かがぶつかってきて
落として粉々になったんです˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚
なので定時で上がります!】
正【一緒に行くか?】
朱【大丈夫】
そんなやり取りだけして私は定時に上がった。
そして会社の前でお兄ちゃんが待っていてくれていた。
『お疲れ朱里』
「お兄ちゃんお疲れ様」
車に乗り込みデパートまでお願いした。
お兄ちゃんには心配かけたくなくて
ファンデーションは落としたことにした。
お兄ちゃんは文句言わずに付き合ってくれた。
そしてたまたまだけど
パウダールームで私にぶつかった女の子と
デパートで会うことになる。
『人妻がこんなところで男と買い物?
とんだ尻軽女に結城さんもよく好きになったわね。』
彼女の口から出てくるのは
嫌味や馬鹿にするような言葉だけ。
『そんな女のどこがいいのかしら。
結城さんも見る目がないのね。』
お兄ちゃんが口を挟みそうになるから
必死で止めて買い物を済ませて
私達は車に戻り家に帰ることにする。