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愛してるからこそ...
第18章 田村さんと若菜さん



起きるとベッドで寝ていて正人に抱きしめられていた。
自分でベッドに入った覚えはない。
だとしたら正人がまた運んでくれたのだろう。

前みたいにマンションじゃない。
一軒家だから階段もあるのに
彼は普通に登ったんだと思うと頼もしい。


ベッドから降りようとすると
隣にいる正人がすぐさま反応しベッドへ戻す。


そんな正人の腕を叩いて御手洗に行きたいと言うと
すぐ戻ってこいよと言われた。

んー。朝ごはんの準備しないと…
今日は日曜日だからお父さんもお兄ちゃんも
起きてくるのは遅い。

だからまだベッドに戻る時間はあるけれど
どうしても今はココアが飲みたいから
キッチンに行きお湯が沸くのを待っている。


もう少しでお湯が沸きそうでポットの中で
ボコボコ言っている時
後ろから抱きしめられて大好きな匂いがした。


「戻ってこいって言わなかったか?」

「ごめん。ココアが飲みたくなって…
正人もココア飲む??」

うん。と小さく返事をした正人は
私のTシャツの中に手をいれ胸へと
移動させて膨らみを触る。


「んっ…正人…まだ朝だしここはキッチン…」

「朝からしたらダメって決まってねぇだろ」

まだお酒が残っているのか正人の手はとまらない。


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