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愛してるからこそ...
第18章 田村さんと若菜さん

みんな美味しいと言って料理もデザートと
完食してくれたからとても気分がいい。
男三人はまだ飲むようだから
私は持ってきてた食材でおつまみを作る。
それを見て香澄ちゃんは
料理なんてする時あるのかなと呟いていたから
料理しないの?と聞いてみた。
『器用じゃないし時間もないから
お肉焼いてサラダ作ってとか
魚焼いてみそ汁作ってくらいしかしてないんです…
頼斗はそれでいいって言うけど
そうもいかないような気がして…
いずれは結婚したら家庭に入るだろうし...』
ううん、必ずしも家庭に入る必要はないと
私は思っている。
私が仕事をしているから…
「必ずしも入らないといけないわけじゃないでしょ?
私だって結婚しても続けるし
子どもがもし出来ても続けるつもりだよ?
そのための産休と育休でしょ?」
こんな話をしていたら愛美ちゃんが気になって
月曜日まで待てないような気がしてきた…
私はスマホを出してLINEで愛美ちゃんを誘って
明日の昼間会えないか聞いてみた。
既読になると直ぐに返信がある。
明日大丈夫だと。
愛美ちゃんのおうちの近くには
いい感じのカフェがあることを教えてもらっていた。

