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愛してるからこそ...
第18章 田村さんと若菜さん
『あのー…このお車ですよね?』
正人の車を見て聞いているみたい。
そうです。と答えた正人は笑っている。
『すみません…こんな高級車だと
思っていなくて...
道は狭いですか??』
しどろもどろで聞いてくるから
正人はクックック…と笑っている。
「大丈夫です。
そんなに細い道はありません。
それに駐車場も余裕があるので大丈夫です。
そんな緊張してたらぶつけますよ?」
多分おちょくっている。
よっている正人は意地悪だ...
二人の相談により私たちより少し上の先輩が
正人の車を運転するようになり
後輩くんは後ろからついてきている。
私は後ろに乗り正人が助手席に乗って道案内。
この車後ろこんなになっているんだ…
これなんだろう…
足元にあるボックスを開けると冷蔵庫があった…
「冷蔵庫...」
小さい声で言ったのに正人は聞こえていたみたいで
笑いながら今知ったのかよと...
知らないよ。後ろなんて乗らないし…
さらにこの車が高級車だと認識することになった。
そして無事おうちに帰ってきた…
変な神経を使わせてしまったから
正人がおつりはいいのでコーヒーでも飲んでと
お釣りは受け取らなかった。
2人は深々と頭を下げながら帰って行った。