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愛してるからこそ...
第20章 最高の誕生日




あれからなんともない日が続いていて
平和に過ごすことが出来ていた。

俺は残業もあるけど帰ると家族が迎えてくれ
朱里の作った飯を食って二人で眠る。


結婚式の準備が終わったから
家の打ち合わせを頻繁にするようになった。


とりあえずあの土地は地盤改良工事が必要で
それを終わらせることが出来た。

そしてビックリしたことがあって
ハウスメーカーの営業が...



「部長ー!!!!!」


そう。この前営業部から去っていった
あの部長だった。



『お前ら...!
まずはおめでとう。』

「ありがとうございます。
もういきなり居なくなるから大変だったんですから。」


すると部長、いや元部長の香西さんは
蕎麦の勉強をしながらここで営業をしていると。


とりあえずあの土地に
建てられるだけの家を建ててほしいとお願いした。

車は置くところがあるからいい。
庭も実家にあるからいらない。

お父さんの老後は多分こっちだろうから
大好きな本がたくさん収納出来る本棚と
読者が落ち着いてできる部屋をお願いし
朱里はキッチンはアイランドキッチンがいいと
全ての要望を伝えると予算を聞かれた。




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