この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるからこそ...
第22章 贈り物
「え?!」
「赤ちゃん!出来てたみたい!!」
「えーーーー!!!!!」
ありえないくらい正人がビックリしている。
そりゃそうだよね。
多分本当にハネムーンベイビーかもしれない。
排卵日を考えればピッタリでもある。
「薬飲んでねぇよな!飲むなよ?
えっと…まず何からすればいいんだ?」
パニックになっている正人は面白い。
私は意外に落ち着いていた。
「そんなにすることないでしょ?
近いうちに病院行ってくるよ!」
「ダメだ。俺も一緒に行くから。」
でたよー。過保護の正人くん。
私が体調悪い時は過保護になるのだ。
「でももう年末近いから正人忙しいでしょ?
私も仕事帰りにお兄ちゃんに付き添ってもらうから
大丈夫だよ。正人は過保護だから。」
「ダメだ!旦那である俺が行く。」
「忙しいのに行けるの?」
正人は年末かなり忙しいとこの前ぼやいていた。
なのに病院に行くと言いだした彼は
年末の恐怖を知らないからだろう…
「忙しいんだよ。ホントに。
あー!!!付いてってやりたいけど
浩輔さんにたのむしかねぇか…」
頭を掻きながら考えている正人は
貴重だから目に焼き付けておこう。