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愛してるからこそ...
第23章 波乱の年末年始



あれから二人とも仕事は鬼のようにあり
もう年末で病院が閉まってしまうって時に
やっと受診することが出来た。


浩輔さんにお願いするつもりだったが
やっぱり旦那である俺が一緒に行くべきと
自分の中で決めつけて朱里と病院に来た。


受付をして名前を呼ばれるまで待合室で待つ。
お腹の大きい人や小さな子供を連れてる人、
一人でいる人や旦那さんと居る人など
この病院はなかなか人気なのか人が多い。


そのため待ち時間は結構あるが
雑誌やWi-Fiなども完備されているため
退屈せずに過ごせそうだと思った。


『結城さんー』

「「はい。」」


この場合隣の朱里が返事をするのが正解だが
名前を呼ばれたから返事をしてしまった。


『うん。奥さんねー。

トイレで尿検査のための採尿して
トイレから検査室繋がってるからしてきてね。』


そりゃそうだよな。俺じゃねぇよ。
柄にもなく何パニクってんのか…

朱里はくすくす笑いながらトイレへ。
俺はどうしていいか分からず下を向いていた。

『名前呼ばれると反応しちゃいますよね?』

隣に座ったチャラチャラしてそうな
若者に声をかけられた。



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