この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるからこそ...
第26章 最愛最強の嫁
週末葛城と田村と居酒屋に居た。
少し残業になった俺は遅れて到着すると
二人は既に飲んでいた。
「いつものことだが先に始めたのか?」
『結城お疲れ様。
だって結城が来るの待ってたら
飲む時間が少なくなるだろ?』
葛城の前には中ジョッキがもう6つもある。
田村の前にも4つあるのが見える。
店員が来たので生中とグリーンサラダを頼む。
最近朱里は俺の健康を気にしてか
家で飯を食う前は必ずサラダを食べてから
食事にしろと目を光らせているから
言われたとおりにするしかない。
「それにしても相変わらず飲むの早いな」
呆れるくらいの量だ。
酒豪とはこいつらの事だと思う。
『で、野々村のことどうなったの?』
葛城に聞かれたから全て話をした。
初詣のことから全て話をし
朱里が撃退したことを伝えた。
『朱里ちゃんはすごいね。
ってかもう結城は尻に敷かれるの確定だね。』
「いや、もう亭主関白とかの時代ではないけど
朱里を怒らせるのは辞めようと思う…」
二人は意外だと言い
歯向かうのはやめようと俺に諭す。
俺もそう思うよと言い葛城に誓約書だけ頼んだ。
この日の支払いは恐ろしい金額だったことは
想像出来るだろう...