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愛してるからこそ...
第29章 結婚記念日と新居
季節は夏になり毎日暑い日が続いていた。
営業部のみんなも暑い中外回りなど
色々大変みたいだが
デスクワークも大変なことになっていた。
『部長、パソコンが動かないんですが…』
営業部の女社員の栗林と田ノ浦が
俺のデスクにきて真っ青な顔…
「動かないって何が?」
『フリーズしたまま電源も落とせないんです。』
『あれじゃ書類も出来ません。』
困ったと言った顔でやって来た。
俺は企画書に目を通していたから
席を立って2人のデスクの前に行くと
二人とも書類を作っている最中に
動かなくなったと言っていた。
確かに…動いてないな。
「これ消えても何とかなるか?」
栗林は今日の報告書だから書き直すことが出来ると。
だが田ノ浦は眉を下げていて
『これあと少しって所まで頑張ったんですが
まだ確認中だったのでバックアップ取ってないんです。』
ここまでまとめた企画書が消えると
また初めからということになる。
ここまで企画書を書く苦労もわかるから
システム課の人を呼びつけることにした。
「営業部の結城です。
パソコンが動かなくなったので
至急誰か来てもらえますか?」
システム課に電話し来てもらうことにした。