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愛してるからこそ...
第3章 家族



いつでもいい。
あんな素敵な誕生日をくれたし
付き合った記念日にしなくたって
またお祝い出来る日が増えるのは嬉しいから。


「いつでもいい。
正人とまたお祝い出来る日が増えるならいつでもいい。」

「なら丁度いいな。
朱里の誕生日は6月6日
俺の誕生日が10月10日
あいだが8月8日で覚えやすい。」

「すごい!うん!!その日にしよう!」

すごい!こんな偶然あるの?
しかも大安だし?


「そうと決まったらお父さんとお兄さんに
報告に行ってお母さんにも報告しよう。」


そうだ。瑞穂にもちゃんと報告しなきゃ。
さっそく今日にでも連絡してみよう!

「そうだ。今日外回りが朝だけあるんだよ。
役所行って婚姻届もらってくるな。」

こ、こ、婚姻届!!!
そうだよね。結婚するんだから書くよね!
間違ったらどうしよ…
何回ももらいに行くの恥ずかしいよね……


「ははは!
声に出てるぞ。大丈夫だ。
予備に1枚くれるって聞いたから。」

くっそーーー!
そんなことまで調べてるの?

「むぅーーー。何かバカにされてる。」

「してないしてない。」

「ほらそうやって適当にあしらって…」

私はこうやって正人になだめられてる…



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