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愛してるからこそ...
第3章 家族
小一時間程すると正人が帰ってきた。
久しぶりに走りに行ったからなのか汗びっしょり。
「お風呂入れておいたからゆっくり入ってきて。
朝ごはん作っておくから。」
「さんきゅ。久しぶり走ったー!」
絶対筋肉痛だ。とか言いながらも
なぜか嬉しそうな正人を見ていて微笑んでいた。
さて、お味噌汁を作ってほうれん草のおひたしと
鮭を焼いて、納豆を混ぜて
おばぁちゃんのところから届いたお漬物を用意する。
このおばぁちゃんのお漬物が最高なの。
きゅうり、ナス、大根など
しっかり味が付いていて大好きなんだー!
正人からお風呂から出てきたから朝ごはんにする。
それでもいつもより少し早め。
朝から正人は私をどうしたいのか
こんなことを言いだしたのだ。
「なー、入籍するのいつがいい?」
ブッ!!!危ない危ない
お味噌汁を出してしまうところだった...
プロポーズはされたけどいつかは決めていなかった。
私がプロポーズされたのは誕生日。
6月6日
忘れられない31歳の誕生日
「今から2ヶ月後の8月8日が大安なんだけど。
しかも末広がりでよくない?」
うん。別にいつでもいい。大安じゃくても。