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愛してるからこそ...
第29章 結婚記念日と新居


でも...と続けようとすると
香西さんは年上からのものは黙って受け取れと
言われたので朱里と顔を合わせて
ここは納得することにした。


来週の土曜日の朝に引き渡しとなった。
その時に玄関ドアの説明などを受ける。

本当ならオール電化が標準のこの会社
朱里が料理はやっぱりガスだと言うから
キッチンはガスを使うことにした。

風呂は気にしないから電気で
全部の部屋照明もついている。
カーテンも着いているし
玄関ドアは最近ならではのリモコンキーだ。

外観は本当に和の家って感じで
中は木のぬくもりが感じられるように
白と木をベースにしている。

全てが和室な訳ではなくて
フローリングで木がメインだ。


「香西さんのおかげで素敵な家が出来ました。

のちのち朱里のお父さんと同居する家なので
義父も喜んでくれると思います。」


『そうみたいだな。
そのために1階に和室を二つ作って
2階にも簡易のキッチンと洗面を置いたんだ。

これで子供が出来ても不自由無く
生活できると思うぞ。』


そう。俺達には今子供はいないが
できる予定で2階には子供部屋も作ってある。

その部屋をきちんと子供部屋と使えるように
これから頑張らないといけない。



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