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愛してるからこそ...
第30章 最終章 愛してるからこそ...
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「ぎゃーーーーー!」
「え?何??次は何??」
家でこんなこと日常茶飯事。
そう。新居ができて一年後
私は今自宅で産まれたばかりの赤ちゃんと
生活をしている。
お父さんもお兄ちゃんもパパも仕事だから
うちには私と娘の愛咲(あいさ)だけだ。
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振り返れば新居ができ必要なものは
数歩の距離だから自分たちで運んでいた。
休みの日になればお父さんやお兄ちゃんも
お手伝いしてくれる。
新居で生活と言っても
こっちでは寝るだけって生活。
だって食事はみんなでした方が楽しいから
お風呂に入って寝るのがこの新居での生活。
朝起きれば朝ごはんとお弁当の準備で
歩いて実家に向かう。
もうすぐ正人の誕生日って時に
朝実家に行くとお兄ちゃんが目玉焼きとハムを
焼いてくれていた。
「どうしたの?!!」
『何がだよ…』
「だってお兄ちゃんが料理なんて…」
今までしようとしなかったのに
急にこんなことされると困ってしまう。
朝飯は俺が作るから朱里は弁当頼むって…
どうしたのか分からない私は
通勤途中車の中で正人に聞いてみた。