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愛してるからこそ...
第33章 ファン登録御礼SS〜朱里の想い〜
「明日飲み行ってくるから飯いらない。先に寝てろよ。」
正人が仕事から帰るなり私に言った。
「接待?」
「いや、呼び出し。」
「呼び出し??」
正人はうんざりしたようにスーツを脱ぎながら愛咲を見ている。
「よく寝てるな。」
「昼間よく遊ぶから夜はぐっすり…正人朝しか時間ないから寂しい?」
「うん。寂しい。愛咲と遊べないのもあるけど。
朱里不足。」
...!!!
ヤバイ。この目は私は今日犯されるんだろうか。
「呼び出しって何?」
愛咲のことより気になって仕方ない。
友達との飲み会ならそんな気にせず行って帰ってくるのに何故か嫌そう。
「大学の先輩で霧島貿易の社長なんだけどココ最近ずっと誘われてたんだけどしつこいから。」
霧島貿易!?!
あの大手貿易会社の?
そこの社長はすごくイケメンだと聞いたことがある。
そんな人と交流があったなんて知らなかった!