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愛してるからこそ...
第4章 あとを継ぐ男
そんなことしてたのかよ。
すげーじゃん朱里。よくやったと褒めてやる。
「朱里さ、どうしたい?
被害届出してもいいし穏便に済ませたいなら
俺の友達の弁護士先生にお願いするけど…」
朱里はすごく考えてた。
でもすぐギュッと抱きついてきて話すのを辞める。
これ以上考えさせても余計苦しめるし
今日は会議室使う予定ないからここに居させよう。
俺も書類持ってきてここでやるか。
とりあえずこいつの服どうにかしなきゃだな。
ブラウスのボタン無くなってるし…
するとノックされ小池が入ってきた。
『失礼します…』
朱里と俺の前にコーヒーを置いて
小池は目のやり場に困っている。
そりゃそうだろう。俺の膝の上に朱里がいるからな。
『須藤係長?これ私のトップスなんです。
まだ白だからスーツの中に着れるでしょ?』
小池が出したものは胸元に少しだけ
装飾のあるブラウスを貸してくれた。
「でも...愛美ちゃんが!」
『大丈夫です!私今日デートなので待ち合わせして
一度帰ることになったから。
だから気にせずに着て帰ってくださいね。』
小池の優しさに涙をさらに増やした朱里。
小池が出ていったあと着替えようとしているから
しばらく観察していたら...