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愛してるからこそ...
第4章 あとを継ぐ男



「ち、ちょっと!見ないで…!」

「え?なんで??」


見るなと言われてしまった。
あんだけ見慣れた身体を見るなと言われると
本能的に見たくなってしまう。

「着替えるのに…見ないでよ!!!」

「バーカお前の身体なんか死ぬほど見てるわ。
気にせずどーぞ」

でもその前に…


「朱里ストップ…
被害届出すなら写真に収めた方がいいらしい。
撮っていい?」

「何か正人が言うと変態っぽい...」

「はー?何で??全然真面目にやってるわ。」


とか言いながらガッツリ見ちゃったけどな。
ブラウスを脱ぐ前にスマホで数枚撮影し
着替えをするところも見てたら殴られた。

少しでもあいつは朱里の胸を見たのかと思うと
地獄に落としてやりたくなる。


俺は書類を取りに行くついでに
葛城にまた電話をした。

『はい、葛城です。』

「悪い結城だ。」

『うん。彼女大丈夫?』

俺は何とかなと答えて
相談したいからうちに来れないかと葛城を誘う。
飯でも食って帰れと誘うとお酒もよろしくと言われた。
ちゃっかりしていると思う。

今日は朱里と定時に帰って葛城を迎えることにした。
あのクソ野郎に制裁をと葛城と相談しよう。


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