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Restraint
第11章 6
「死ねよ、マジで」
挙げられてきた案件を見て思わずポロッと口から言葉が漏れる
時刻は昼過ぎの1:20
これだけ終われば、昼飯に行こうと思ったのに
最後のひとつで萎える
調書や動機、犯行に関する証拠は、確実に揃っていた
「未成年だから、どれだけ犯しても捕まらないと思っていた」
17歳の少年は、そう言ってニヤリと笑っていた
同期、もしくは高校生を対象に起きたレイプ事件は、DNAや指紋などもはや言い訳もできないほど、死刑は確実で
こんな奴生かす価値もない
万年筆を指先で回しながらこんなクソ胸糞悪い事件の担当に俺がなった事にイラつく