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Restraint
第11章 6
「森山さん、お客様です」
「ありがとう」
こんな時間に客?そんな予定はなかったはず
急な来客はたまにある。あまりなにも考えずに客を通したという応接室に向かった
「失礼します」
ドアを開けて入れば
見た事のある後頭部が目に入る
「何しに来た、鹿野」
「なんで、途中で逃げ出したかな
そんなに、死にたいか?」
向かいのソファーに座って、鹿野を見つめる
「躾直すか?ん?」
俺たちの間にあるローテーブルにポンッと投げられた封筒
少し厚みがあるが、金じゃないのは確かだ
封を開けてみれば
そこには、縄に縛られ大きく股を開いている男の姿
その男は、俺だ