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Restraint
第6章 11

「今度は、外で電話するな?悪い」
それだけ言ってタバコを咥え、俺の頭をなでる
「誰と電話してた?」
そんなことを聞く勇気もないし資格もない
俺は、こいつが突っ込むための穴で
それ以上でもそれ以下でもない
「腹痛くないか?」
「ああ」
「そうか、」
それだけ言って部屋を出ていく
電話の相手は気になる
でも、明日来るんだろう?
わざわざ
鹿野をイライラさせて遊ぶ女の顔が見てみたい
相当な奴なんだろうな
ああ、眠たい
考えても仕方がない
布団に包まり、瞼を閉じた

