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Restraint
第8章 9
「ばれたか」
チッ、と舌打ちをして俺の手元から煙草を抜き取る
「お前が吸い過ぎなんだよ
隙あらば吸いやがって」
一口だけ吸って、また、俺の指に煙草を戻す
スーッと俺の胸元の傷をなぞる
「うつぶせになれ」
冷めた、冷たい目を向ける鹿野
絶対的な目だ
灰皿に煙草を置いて素直にうつぶせになる
そんな俺の手を後ろに持ってきて、両手に何か革のようなものをつけるが
両手とも、別々だ
いったい、何をする気だ、、、、、
足を持ち、足首と手とつないでいく
右足と右手、左足と左手
動かしても、少しだけで
チェーンの音だけが聞こえる
これは、、、、、やばいな
必死に手足を動かすが、全く外れる様子もない
尻を突き出すような形で動けなくなる