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とある癌の監察日記
第1章 2018.8月~9月
9月20日

8時、避難先から帰宅。
どうやら夜中居なかった内に水の方は乾いたよう、でも電源を上げる勇気は無し、取り合えず掃除しよう。

台所と居間の一部を掃除した時点で市役所職員が到着。
昨日の経緯と水漏れ点検の後ブレーカーを上げてくれた、一応問題無し漏電も無し実害は少々、2階の配管整備を頼んだという事だったので大人しく引き下がった。

終わって昨日殆ど寝れずだったから1時間程ウトウト、昼食を食べてから病院へ。
手術説明含む話があるので行かないと言えないのが痛い。
説明は夕方から、先ずは旦那から昨日相当具合が悪そうだったので流石に心配、覗けば栄養補給の点滴真っ最中、やっぱり嘔吐していたか。

それでも行けば多少は元気になるんだから不思議、文句タラタラだったが点滴終了後直ぐに車椅子に乗って飛び出した‥‥大丈夫なのか??

先ずは上階の父の所‥‥だが、恒例処置中、大人しく病室に戻るかと思いきや"ココアが飲みたい"など言い出し喫茶スペースへ。
ホットココアを少しだけ飲んでご満悦、もう飲む意思があるなら幾らでも、というより体調不良は何処行ったんだ?

病室に戻っても吐き気も痛いとも言わず、ちょっと昨日は軽い心筋梗塞をやらかしてニトロ使用したんでしょう、何故にこんなに元気なんだ、よう分からん。

18時、話の指定時間だが医師の方が緊急オペで1時間程遅れるとの事、じゃ食欲の無い旦那に食わせようかと向こうにお戻り。
"ほら好きな物が"とか、"これ食べれそうじゃない"とか煽て煽て、おかず2品とご飯少々に味噌汁を食べさせる事に成功、そして吐き気も来ない、よし作戦勝ちだ。

18時半、父の方のお呼びだし。
担当医と直接話し、股関節骨折に加えヒビまで入っているそうな、面倒な折れ方をしていたもんだ。

手術自体は30分程度、ボルトを2本骨に入れて固定らしいが、何せ高齢+心不全の不安定が多少引っ掛かる、医師の方も万が一の話だが延命措置の話になり、私的には拒否。
母の延命措置の時を思い出す、無意識でも延命措置を嫌い気道確保すら出来ずに苦しんだ母、その体験から無駄に苦しませる延命措置には否定的、自然に‥‥此が一番良いと思う。
私の持論であって父が同じとは限らない、其処は本人にとは医師に言いはした。

此で漸く1日、帰宅21時近く、ちょっと辛い。


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