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とある癌の監察日記
第2章 2018.10月
10月22日

深夜の騒ぎはもう恒例、それに対し夜勤は病棟一番の怖いお姉さん、流石に旦那もタジタジだったが、忙しい6時~8時位迄はナースコール取り上げで解決、旦那の不服は‥‥‥聞かないふり。

8時半、今日は転院日!
此処数日泊まっていたので荷造りは早い、旦那も私服にお着替えさせ‥‥って、お迎えが早い!?
主治医に聞けば診断書は手付かず(既に2週間)会計は来ないだの、オキノームの飲ませ忘れだの、当人をストレッチャーに乗せたままてんやわんやの世界。
兎に角後に出来る事は後と、旦那を乗せ救急車で出発、漸くこの病院から離れられた。

次の病院は法人系‥‥個人って事になるのか?
地元の病院で設備は少し古め、でもコップからオムツの果てまでこの病院が全て用意するらしい(どうする大荷物??)

軽くソーシャルワーカーと主治医の話を聞き、処置が終わった旦那の元へ。
"向こうより優しい"と機嫌が良い旦那、そして漸く酸素を付けてくれたので呼吸も楽になったよう、逆に何故前の病院で吸入剤すら出ていなかったか聞かれる始末、向こうの医師が呼吸器の薬を全て止めた‥‥こう説明したら呆れていた、まあ納得。

旦那は此で良いが、自分の方はブッキングの緩和ケア病棟がある病院の面談の為に1時半で病院を飛び出す。
こっちの記念病院もな―多少因縁があるから行きたくは無いが、緩和ケア病棟は管内此処しか持っていない訳で、なるべく痛みのコントロールはさせてあげたいからね、泣く泣く面談。

つか前主治医よ、送り状の内容間違いだらけだぞ、何処までいい加減な事をしてるんだ。
向こうの担当の医師と手直し手直し病歴説明、そして向こうから延命措置は一切やらない、別の痛みの緩和を取るなど説明多々。
やはり数十人待ちで、此で旦那にまで順番が回るのかは怪しい限り、後の細かい病状その他は今日転院した病院のソーシャルワーカーを通してやるらしい、それでも後数回は呼ばれそうだ、狭い間口はキツい。

此処迄来たついでに役所の用事も済ませ、オマケの更にオマケで猫エサも買い、また病院にお戻り中。
今回は良いよ、急坂登り降りだが歩いて帰れる距離だから、20時でも我慢してあげる‥‥多分。

その前に休みたい。
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