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とある癌の監察日記
第2章 2018.10月
10月29日

多少寝坊したが普通に朝、隣を見れば旦那も静かに眠っている、今日も息をしていたと安堵する朝の恒例行事。

バイタルチェックの間に此方は朝食、昨日アンケートを書いて貰った栄養補助系の飲むヨーグルトと菓子パン、、、ヨーグルト酸っぱい!

そんな朝の余談は兎も角、週明け月曜で今日は主治医の巡回もある。
昨日レスキューでモルヒネ早送り投与をしたのは9回、流石に多すぎると怒られ、24時間での投与量を上げて様子見。
うん、必要な事以外話さない主治医だ、一番取っ付き難いタイプ。

それも終わり‥‥って入れ違いに昨日行っていたソーシャルワーカーが登場、どうやら外で待っていたらしい、相変わらずブッキング運が酷いな。
因みに内容的には意味は無し、本当に一般論此で終了、顔合わせ‥‥こう思っておく。

逆に相談という負担で調子が悪い、気晴らしに外来にあるレストランで昼食。
味は良いのよ、病院内とは思えない程度には、でも主菜・副菜・汁物・ご飯とチョイスすると余裕の¥500オーバー、3食¥1000以内で収めたいな――なんて勝手な計算中。

ああ、また脱線。
病室に戻って来て見れば、旦那は痰が絡み呼吸が辛そう。
朝言われたからね、レスキューとして呼ばずに痰を取って貰う方にした。
此も辛いが本人の為‥‥本気の抵抗に数日振りに発した"嫌"という大声。
いたたまれないのと、苦しさをどうにかしてあげたいとの板挟みなんだろう。

旦那の意識低下と共に決定権は自分に移り、悩んで悩んで悩んでナースコールを押す‥‥精神的で言えば押し潰されそうな圧迫感。
間違いでは無いのか?
此はずっと自問自答を繰り返す事にはなりそう、自分も追い詰められて来たね。
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