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とある癌の監察日記
第2章 2018.10月
10月28日

昨日の夜は眠剤を使ってくれたので、旦那と共に朝までぐっすり。
でも眠剤が切れれば痛みとの戦いに戻る、朝からモルヒネの1時間分早送り投与2回、それで一時的だが大人しく眠ってくれた。

此方はその間に朝飯だの洗濯だの、少し病院の敷地を抜け出してタバコだの‥‥
1つ1つの場所が長く遠いので四苦八苦、でも外来を歩いていて"健康プラザDX"という貼り紙が目に付いた訳で、休みの外来を使って健康セミナーをするのか、うん後で行って見よう。

早速病棟から許可を貰って健康プラザDXへ。
プチ健康チェック、視力が落ちてるよ、下肢(足の筋肉)能力が70代って‥‥此は落ち込む。
でも喫煙チェックに引っ掛からず、舌や口喉の動きも年齢以上、中々無料で出来る事が少ないから、良いチェックになったわ。

その中にあった健康相談、やる気は無かったのだが、係の人と目が合って逃げられず(私もなー)
でもでも収穫はあった、その係の人はソーシャルワーカーで、この病院に来てからまだソーシャルワーカーに会っていないと言ったら、明日都合を付けてくれるらしい。
今回は旦那の‥‥では無く、残される自分の方のサポート相談になりそう。
暇潰しに行った健康プラザだったが、思わぬ収穫をしたとは思う。

で、この健康プラザの皆さんの目的はヘルシーランチだった、勿論自分も購入。
ヘルシーだからね微妙に足りない気もするが、白身魚の甘酒味噌浸けは美味しかった、レピシも付いていたので何時か作って見ようかな?

と、息抜きは此処まで。
病室に戻れば旦那の意識が少し上がり、痛みに不機嫌な顔をしているよ(ごめん)
すぐさまモルヒネ早送り投与、本人の意識レベルが低いので投与は本気で迷う。
もう体勢変えでさえ激痛、息苦しくて口呼吸がメインになり喉がカピカピで声も出ず、そして昨日辺りから手を動かす事も少なくなった。
唯一動く脚がバタバタ、此が痛みのバロメーターのようになってしまっている、冗談抜きに読みにくい今日この頃、もっと反応が薄くなって行くんだろうね。
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