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フラダンサーの妖しい腰付き
第4章 ホテル2
心臓がバクバクしていた…

まさかこのままホテルへと行けるのか?

しかし、千里は酔って千鳥足だ。

僕は千里を介抱するだけなんだ、変な真似は出来ないと自分に言い聞かせていた。

だが、心の中は反対の気持ちで、千里とベッドインする事しかなかった。

千鳥足の千里にどのホテルがいいのか聞いてみた。
何せこの場所は土地勘が無く、千里に聞かなきゃ分からない。

「んーとね~、この信号を渡った所にビジネスホテルがあるよ~」

ビジネスホテルか…

ラブホテルではなく、ビジネスホテル…

いや、そこで良いだろう。
僕は腕に絡み付く千里を抱くようにして歩いて行った。

(ビジネスホテルじゃ、無理だよな)

今思えば、とても恥ずかしい事ばかり考えていた。

千里の肢体を全裸にするイメージしか無かったのだ。
ビジネスホテルの周辺は、キャバクラや、出会いカフェという、いかがわしい界隈だった。

フロントでチェックインを済ませ、310号室と記載してあるカードキーを受け、エレベーターに乗り込む。

三階で降りて、すぐ隣の部屋が310号室だった。

入り口でカードをかざすとガチャっと音がして部屋に入った。

そこは簡素な室内で、ベッドが2つ並んでいた。

千里はベッドに倒れ込むようにして、うつ伏せになった。

僕は隣のベッドに腰掛け、これからどうしようと思いながらも、千里の肢体を眺めていた。

メリハリのあるボディにボリュームのある胸…

男だったら、誰もが襲い掛かりたくなる程のスタイルだ。

僕は千里のベッドに移り、腰掛けた。
千里はどう出るか?僕は様子を伺った。

すると千里は僕の手を取り、引っ張り込んだ。
体勢を崩した僕は、千里の隣に横になる形で倒れ込む。

もう、無理だ!
僕は千里の身体をまさぐり、唇を重ねた。

互いに舌を絡ませるディープキス。
長く長く続いた。
僕は千里の胸を揉んで、一心不乱にキスをしていた。


こうなったら、今日は久しぶりに男になるしかない。

僕は千里の柔らかい胸に顔を埋め、これから起こる甘美な一時を楽しもうとしていた。




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