この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フラダンサーの妖しい腰付き
第3章 ホテル
んー、まぁ無理だろ。

酔いが覚めるまで、どこか喫茶店に入ってコーヒーでも飲んで、それからバイバイだろうな。
僕は勝手に自己完結するようなシミュレーションをしていた。

そして9杯目この後のビールを飲み終え、僕は千里に「そろそろ出ようか?」と伝えた。

千里はうん、と頷き、僕は会計を済ませた。
いや~、しかし飲んだ飲んだ。
金額を見たら、13000円を越えていた。

ビンボー小説家にとって、この金額は痛い。
だが、割り勘だなんて口が裂けても言えない。

僕は財布から一万円札と千円札を三枚取り出した。
残った金額はちょうど一万円だけだった。

(これじゃホテルなんかに行けるワケがない…)

僕はこの時点で諦めていた。

会計を済ませ、再度テーブルに着き、千里に出ようと言った。
だが、千里はすぐに動けず、半分意識が朦朧としていた様に見えた。

僕は店員に水を頼み、千里に飲ませた。

「はぁ~何かいい気持ち」

千里は笑みを浮かべながら、水を飲んだ。

そして席を立った。

その時、「痛っ」と千里が声を上げた。

「どうした?」

「扉に指を挟んだの、痛ーい。」

千里はドアを開けた際、右手の人差し指を挟んでいたみたいだ。

「どれどれ」
僕は千里の手を取って人差し指を見た。

温かい…千里の手のぬくもりが僕の指先に伝わり、少し興奮を覚えた。

千里は僕の腕に絡んできて、肘に豊かな胸の感触が伝わる。
しかも真っ直ぐに歩けない…

(よし、今しかない!)

意を決するように僕は千里に尋ねた。

「あの、これから取材させてくれないかな?」

心臓がバクバクしていた…

/15ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ