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妊活は先生と
第3章 妊活N回目
マユさんは涙をハンカチで押さえ、自虐的に笑った後、
「父の会社に居たいと思ったら、夫はあたしとの結婚生活を続けていくしか無いんです。
それをよく分かっているから、あたしと離婚出来ない。
Sちゃんに子供を産ませたとしても、自分の子供として認知すら出来ないんです。
だからこそ、あたしは夫の子じゃない子供を産んで、夫に育てさせてやろうと思った。
あの人が稼いだお金全てを赤の他人との子供に使わせてやろうって。
・・・つまんない話ですよね。
そんな事の為に先生を利用したの。
ごめんなさい。
先生がIUDをはめてくれて逆に良かったのかも」
と俯きながら言いました。
「父の会社に居たいと思ったら、夫はあたしとの結婚生活を続けていくしか無いんです。
それをよく分かっているから、あたしと離婚出来ない。
Sちゃんに子供を産ませたとしても、自分の子供として認知すら出来ないんです。
だからこそ、あたしは夫の子じゃない子供を産んで、夫に育てさせてやろうと思った。
あの人が稼いだお金全てを赤の他人との子供に使わせてやろうって。
・・・つまんない話ですよね。
そんな事の為に先生を利用したの。
ごめんなさい。
先生がIUDをはめてくれて逆に良かったのかも」
と俯きながら言いました。