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世界で一人だけの君へ
第4章 魔性の彼女
「そのつもりですけど」
僕は力なく答える。
「だったら、今付き合うべきはあなたをスターダムに押し上げてくれる人。
例えば松下奈々さん」
槙さんの言葉に耳を疑う
「...どうして?
僕は、あなたが...」
槙さんが僕の頬を撫でる
「この世界で成功したいならのしあがるまで本気の恋愛はお預けよ。
自分を成功に導いてくれる相手か
誰も批判しない
等身大の今の高校生の彼女」
なんで?!
恋愛すら自由にできないの?
「准一くん、この世界を甘く見てはダメ
生き残れるか落ちていくかの真剣勝負なの。
アイドルなんて毎年1000人以上出てくるけど残るのはホンの一握り。
あなたみたいに恵まれてるアイドルなんて少ないのよ。その状況を冷静に考えなさい」
「でも...」
それでもなんとか言葉を紡ぎたい俺に槙さんは
「助かった。ありがとう」
と僕の言葉を遮るように車に乗り込んでしまった。
「また明日ね。
風邪引かないで」
タオルを手渡され
槙さんは駐車場を出ていった...
僕は力なく答える。
「だったら、今付き合うべきはあなたをスターダムに押し上げてくれる人。
例えば松下奈々さん」
槙さんの言葉に耳を疑う
「...どうして?
僕は、あなたが...」
槙さんが僕の頬を撫でる
「この世界で成功したいならのしあがるまで本気の恋愛はお預けよ。
自分を成功に導いてくれる相手か
誰も批判しない
等身大の今の高校生の彼女」
なんで?!
恋愛すら自由にできないの?
「准一くん、この世界を甘く見てはダメ
生き残れるか落ちていくかの真剣勝負なの。
アイドルなんて毎年1000人以上出てくるけど残るのはホンの一握り。
あなたみたいに恵まれてるアイドルなんて少ないのよ。その状況を冷静に考えなさい」
「でも...」
それでもなんとか言葉を紡ぎたい俺に槙さんは
「助かった。ありがとう」
と僕の言葉を遮るように車に乗り込んでしまった。
「また明日ね。
風邪引かないで」
タオルを手渡され
槙さんは駐車場を出ていった...