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世界で一人だけの君へ
第8章  アイドルになる?!
翌日言われた住所に来た。

なかにはいると俺の肩くらいしか背丈のない子達が一生懸命ダンスをしている。

なんか違和感満載...

でもなかには俺よりも年齢的には上かなぁと思われる人もいてホッとしていた。

入り口に突っ立っていたら
名前を呼ばれそのままレッスンの輪のなかに放り込まれた。
とにかく真似をしていればいいと言われ
必死にインストラクターを見ながら真似をする。
元来運動神経は悪くなく、やり始めたら極めたい俺は暇をもて余していたこともありほぼ毎日のようにレッスンに通っていた。

気が付くと運転免許証と共にstampのバックで踊れるくらいに上達していた。



そして俺は高校を卒業した。


JYO事務所に通っていることは誰にも言っていない。
彼女の優衣にさえ言わなかった。
正直アイドルなんてやっぱり俺には無理だと思うから。ただ暇潰しにダンスレッスンに通っていただけだ。
大学に入学したらきっとそんな暇もなくなるだろう。
高校最後の思い出ってやつかな。



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