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○○さんは今日も絶倫シリーズ
第5章 敵国の王子さんは今日も絶倫
意識が戻り始め、ゆっくりと現実が戻ってきた。
ディアナは自分の回りの変化に気づき始めた。
自分は横たわっていた。
薄暗い石の天井。
柔らかい布の上。
薄暗いランプの灯。
牢であることは変わりないが、先ほど吊るされていた場所とは違う。
全身が重たく、力が入らない。
ベッドの上?
首をもたげる。
自分は裸のままで、はしたなく股間を広げたまま横たわっていた。
両脚はだらりとベッドの端からぶら下がったままだった。
不意に声が聞こえた。
「目覚めたか?」
声の主は、頭上にいた。
マランの声だった。
仰向けのディアナを頭の方から覗き込んでいる。
身体にやっと力が入り、起き上がる。
腕で胸と股間を隠す。
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