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○○さんは今日も絶倫シリーズ
第5章 敵国の王子さんは今日も絶倫
「なぜお前は抗えなかったのだ? あれがお前の言う、罪深きことなのだぞ」
ディアナはマランを見つめ返すことが出来なかった。
「所詮はお前もか弱き女……女は……快楽の為に、信念も、家族も……延いては国をも捨てる」
「違う! わたくしは違う! 死んでいった民、国王のためにもそなたには屈さぬ!」
顔を上げ、瞳を大きくした。
「では、も一度問う、先ほど私はお前に抗える機会を与えたのに、どうして、やめろ、の一言も言えなかったのだ?」
「そ、それは……」
目を伏せる。
あの身体のそこから湧き上がる快楽を止められなかった。
なぜ……なぜ……。
何度も自問する。
「あれがお前の言う、罪深き高みだ……どうだった?」
意識がなくなる瞬間を思い出す。
「あれほどの快楽をお前は経験したことがあるのか?」
顔を伏せながら首を左右に振る。
「罪深きことには変わらぬ! もう……あんなこと……には……屈しない……断じて屈しない!」
「では、もう一度試してみよう……」
マランがベッドの頭から回り込んできた。
ランプの灯りに浮かび上がったのは、下穿きだけを履いたマランの屈強な身体だった。
近づいて来る。
ディアナはマランを見つめ返すことが出来なかった。
「所詮はお前もか弱き女……女は……快楽の為に、信念も、家族も……延いては国をも捨てる」
「違う! わたくしは違う! 死んでいった民、国王のためにもそなたには屈さぬ!」
顔を上げ、瞳を大きくした。
「では、も一度問う、先ほど私はお前に抗える機会を与えたのに、どうして、やめろ、の一言も言えなかったのだ?」
「そ、それは……」
目を伏せる。
あの身体のそこから湧き上がる快楽を止められなかった。
なぜ……なぜ……。
何度も自問する。
「あれがお前の言う、罪深き高みだ……どうだった?」
意識がなくなる瞬間を思い出す。
「あれほどの快楽をお前は経験したことがあるのか?」
顔を伏せながら首を左右に振る。
「罪深きことには変わらぬ! もう……あんなこと……には……屈しない……断じて屈しない!」
「では、もう一度試してみよう……」
マランがベッドの頭から回り込んできた。
ランプの灯りに浮かび上がったのは、下穿きだけを履いたマランの屈強な身体だった。
近づいて来る。