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女鑑~おんなかがみ~
第16章 献身
「……旦那様のおかげで,こうして可愛がっていただくありがたさが,ようやくわかってまいりました」
それは小紫の正直な気持ちだった。
最初のころは旦那様に抱かれる夜がつらくて,どうにかこのお天道様が沈みませんように,と祈っていたのが,いつの間にか,身体の奥の方で旦那様を待つようになっていたのだ。
「そうか,そうか。それは嬉しいこと言うてくれるけどなあ,あんまり物欲しそうにされると,ちょっと興ざめやな。
最初のころ,可哀そうなことしても,一生懸命に堪えとったのがたまらんかったんやけどなあ。
まあええわ。ちょっと懲らしめてやろうか」

ようやく旦那様を心から喜んでお迎えできるようになったと思ったのに,物欲しそうだと言われたのは少し心外だったが何となく納得できた。
それと同時に,「懲らしめてやろう」という言葉に,怖さを感じながらも同時に,身体の奥が熱くなっていることに気づいた。

旦那様は布団の上で,小紫の脚をぐいと押し開き,
「昔は頑として膝を開らかんかったのが,今はもう,何とも思わんのやろ」
と皮肉っぽく言ってから,指でゆっくりと襞をつまんで広げ,奥にある小さな膨らみを力を入れて摘まみ上げた。

「う,嫌‥」
最も敏感な部分に与えられた強すぎる刺激に耐えきれず身体をよじったところを押さえつけられ,
「やっぱり,女の淫乱のもとはここやなあ。」と納得したように言う。
「ああ,どうか,堪忍して,おくれやす」
身体中に強い電流が駆け巡り,じっとしていることができない。
「わかった,わかった,ここはこれからゆっくり苛めることにして,今日はここに灸(やいと)で懲らしめたろ。
ちょっとだけ辛抱や。このまえの水揚げに比べたら,大したことないはずや。
たまには痛い思いをさせてやらんとなあ,儂は川辺でもうちょっとで殺されるところやったんやからな」
そういわれると逆らえず
「お頼み申します」と小さな声で言った。
「よしよし,声上げるんやないで。何事からと思われるからな。これは儂とお前の秘密や」
そう言って,旦那様は内側の花弁を指で摘まんでめくりあげ,そこへ煙管の先を押し付けた。
「うう,熱」
小紫は,布団の端を噛んで声を殺した。
「・・・お前が辛抱してる顔はたまらんなあ。次はどこを懲らしめたろうかな」
底知れぬ恐怖を感じながら,それでも身体の奥からはますます蜜があふれ出していた。
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