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Dangerous Man
第9章 怒

彼女は通話を終えると
『ごめんっ行かなきゃ!また工房でね!』
そう言って俺を置いて走っていった。
ちっ
俺は舌打ちをすると
近くに灰皿を見つけて
そのままタバコを吸い始める。
このまま帰っても暇やん。
彼女の魅力は何なのか…。
ほかの女にはあんなに求めたりしない。
中に出す事なんてない。
まして前戯でイかせたりなんてしない。
早く吐き出してしまいたいから。
自分でも分からない。
この気持ちが何なのか…。
彼氏にしてほしい…なんて
思ったことは無い。
ただのセフレ?
少し違う。
考え込んでしまっている間に
タバコの火がフィルターにまで
到達していて指を火傷した。

