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Sugar Box
第14章  キスをあげる
  


「はい。」


 思わず口走っていたのだがまさか彼は、そんな物まで用意出来ているのだろうか。


「こんな格好であれなんだけど・・・」


 明らかに2人は、部屋着だ。情事のあとだからその通りだ。


「玲、目を閉じて。」


「はい・・・」


 彼の流れに身を任せることにした。


「玲・・・これからもずっと傍に居て欲しい。これを送る。」


 そう言ってた彼に手を取られて指輪がはめられた。


「目を開けて。」


「綺麗な石ですね。」


 指輪には、小さな石が付いていた。


「玲には、俺の誕生石を付けてて欲しいんだ。」


「じゃあ、僕の誕生石は?」


「俺が付けてる。」


「あなたにキスを・・・」


 再び彼にキスを送ると抱き締められて深いキスに変わる。



 【 キスをあげる ━ 終 ━ 】


  
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