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第3章 　チラリズム・シンドローム【後】

　　


　ズプププッ　指で解れて蜜が潤滑剤代わりになってもの凄くあっさりと根元まで挿入った。


「ぁああっ！！」


　シーツを握り締めている。


「玲。俺に掴まれよ。」


「っ、だめ･･･」


「なんで。掴まって欲しいのに。」


「だって･･･」


「〝だって〟、なに？」


「･･･夢中になると、傷付けちゃう。」


「っ、（ツラい･･･天使かっ！！）」


　爪を立てて背中に傷を付けるのが嫌だと言われてデレ度合いが堪らない。


「玲･･･いいから、掴まって。」


「でも･･････ッ」


「俺が掴まってて欲しいの。ほらっ」


「ッ･･･痛いって言っても訊きませんからッ！」


「あぁ、いいよ。玲っ！！」


　ずちゅっ　腕を回して来たのを理解して動き出す。スカートから覗く白くて細い脚がいい。可愛く上を向いて張り詰めていく牡がフルフルと震えている。