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第1章 奈保の涙

今日も昼になり近くのスーパーに行く。
スーパーを見て回っていると品だしをしていると小柄で肩に当たらないくらいのストレートヘアの女性と目が合う。

「中谷くんこんにちわ、お仕事お疲れ様。」
「加藤さんもお疲れ様です、俺は家でだらだらパソコンつついてるだけなので楽してるだけです。」
「それでも立派よ。それと昨日もごめんなさいね、うるさかったでしょう。」
「気にしないでください。それより顔色が悪いですけど大丈夫ですか。」
「えぇ、少し疲れているだけよ。最近旦那が会社でうまくいってないみたいで、お酒で気を晴らしてるのよ。」
「それでも八つ当たりはよくないですよ、旦那さんを強く叱ってもいいと思いますよ。」
「そうねぇ、そうしてみようからしら。ありがとう」