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第12章 昔の仲間

アパートを出てドアを閉めると・・・。



隣に住む５０代夫婦。



奥さんが俺の顔を見て・・・。



「あら(笑)お出かけ？？？」



大村さんだ・・・。



「こんにちは(笑)今日から先輩夫婦が遊びに来るからホテルまで会いに行こうかと思って・・・・。」



俺がそう言うと・・・。



大村さんの奥さんは一枚の紙を俺に見せて来て・・・。



「今公民館行ったら～・・またあの事件があったみたいよ？？？」



・・・・・・。



「観光客じゃなかったんですかね？？？」



俺はその紙を見せてもらい言った。



確か８月にもあったあの・・・婦女暴行事件。



観光客が何人か襲われた・・・しかし犯人は見つからなかった・・・。



「昨夜またあったみたいよ？？今回も観光客の方がやられたみたいだけど～・・・可哀想にねぇ・・・。」



・・・・・・。



俺はその紙をまた大村さんに渡し・・・。




「大村さんも気を付けて・・・(笑)」



そう言うと大村さんはゲタゲタ笑って俺の腕をスッゴイ勢いで叩き・・・。



「こんなオバサン襲われないわよぉッ(笑)(笑)」




いやいや・・・(笑)



それは分からないからッ(笑)