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大人女子の恋愛方程式
第22章 健二の過去
俺があの子と出会ったのは・・・。
高1の春だった。
そう・・・入学して直ぐ。
彼女の名は・・・。
井ノ川杏
おかっぱ頭だけど・・・凄くお洒落な感じで・・・目がぱっちりしていて・・・。
小柄で・・・派手でもないけど・・・。
入学早々・・・。
何人もの男が連絡先を交換したくて彼女のクラスに出入りした・・・。
俺も入学して速攻目を付けたけど・・・。
高根の花過ぎて・・・。
「そんなに可愛い子だったの???(笑)」
和也さんは笑って言った。
俺は目を瞑って・・・。
昔を思い出して・・・・。
「スッゲー・・・・可愛かった・・・・。笑顔も・・・真面目な顔も・・・怒った顔も・・・・悲しそうな顔も・・・。」
久しぶり・・・。
あの・・・井ノ川の顔を思い出すと・・・・。
他の思い出も・・・・。
すると少し胸が痛くなって・・・・。
「(笑)・・・やっぱ止めましょう・・・この話・・・・。俺ちょっと電話します・・・。」
俺がそう言うと和也さんは無理に聞くことはせず・・俺の肩をポンッと叩き・・・。
「もう直ぐビンゴが始まる(笑)早く戻れよ???」
・・・・・(笑)