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大人女子の恋愛方程式
第26章 懺悔しろ
和也side
夏希と一緒に空港に向かう車内。
俺は色々考えた・・・。
兄貴と縁を切りたくても切れない・・・。
この先もきっと兄貴はまた何かをするだろう。
こうなったら・・・。
もう警察に相談するしかないのか・・・とか・・・。
きっとOHの施設に入れたところで兄貴は逃げ出してまた同じことを繰り返すだろう・・・。
黙ってアイコスを吸い・・・夏希の顔を見ると・・・。
夏希は胡桃さんの携帯を握りしめて・・・窓の外を眺めた。
俺は夏希の手を握った・・・・。
するとやっとこっちを見てくれて・・・・。
「和也君・・・・」
・・・・・・。
「今夜は・・・美味しい最高なディナーが食べたいな・・・・」
・・・・・・。
「分かった・・・(笑)涼達に美味しいお店を聞いてみよう・・・。」
彼女が何でそんなことを言ったのか・・・。
ただ単純に・・・今夜は美味しいものが食べたい・・・。
そんな単純な意味ではなかった・・・・。
それに俺は・・・。
気付いていなかった・・・・。