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第26章 懺悔しろ

和也side



・・・・・・。


兄貴・・・。


もう目を覚ませ。


あんなに啖呵を切った強気に見える夏希は・・・・。


俺の横で手を震わせていた。





「胡桃さんは生きてる・・・・。兄貴のために命を落とすわけないだろ？？？」



もう・・・・。



「兄貴・・・・俺の事を嫌いでもいい。恨んでいればいい・・・・でもな？？？」



・・・・・・。



「でも、・・・もう兄貴に金を渡す事もないし・・・会う事もない。親父もお袋も俺が面倒を見る・・・・。」



兄貴は・・・・。



先ず・・・。



「ちゃんと自分がした事を反省し・・・懺悔し・・・・自覚しろ・・・。」



兄貴は俺を下から見上げ・・・。



少し諦めたような顔をした。



「先ずはそんな自分を・・・・」



そう・・・。



愛されたいと思う前に・・・・。



「自分をちゃんと見つめて・・・認め・・・・・。」



・・・・・・。



「先ずは自分を・・・愛せ・・・。」








自分を好きじゃない奴が・・・。



人に愛されると思うか？？？



大好きになれと言っているんじゃない・・・。



自分の誇れる何かを・・・。





見つけてくれ・・・・。