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第27章 私は一人で生きられるから

翌日






「ホノルルに行くのでしたら仁川経由でお取りが出来ますが・・・」



私はサングラスをしたまま頷いて・・・。


「お願いします・・・。」




早朝5時にホテルを出て今・・・・。


那覇空港に居た。



チケットを手配してもらい直ぐに空港内のラウンジに向かった。



何で空港に？？？



・・・・・・。



私は・・・。



一人で生きていけるから。



生活力もあるし、仕事もある・・・。



自立してるし・・・。





私は強いから。



泣かないから・・・・。



貴方が居なくても・・・。



平気よ。





「お客様？？・・・・おしぼりをお持ちしましょうか？」


・・・・・・。


ラウンジのスタッフが私の顔を覗き込み言った・・・。



え・・・・。


顔を上げると・・・。


スタッフさんは私の顔を見て・・・。


「直ぐにおしぼりをお持ちいたします(笑)」


・・・・・・・。




私は頬を撫でて・・・ビックリしたの。



涙って・・・。



勝手に出てくるのね。



頬を伝って落ちた涙が膝に置いていた手の甲に落ちたの。





泣かない女なのに・・・。



泣いちゃった・・・。