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大人女子の恋愛方程式
第28章 ホノルル年明け
急用って言っておきながらピザとハンバーガーのショップの袋と・・・酒がいっぱい入った袋。
情けないな、私・・・。
こんな事で見栄を張ってさ・・・意地張ってる自分が情けない。
こんな時に楽しそうにしてる知り合いに会いたくない。
のに、こういう時に限って会ってしまう・・・っていうのは・・・。
神様の・・・仕業????
「あ~ッ!!!夏希さんだ~ッ!!!!(笑)」
道路の向こう側からそんな声が聞こえて・・・。
案の定その声は・・・。
ユカ。
彼氏のイーサンと肩を組み歩きながら私の方に手を振ってきた・・・・。
・・・・・・・。
何度も言うけど・・・私の両手には、ピザとハンバーガーと・・・酒。
私はそんなものを両手に持って・・・。
ユカの楽しそうな顔を見て・・・。
小さく手を振った。
楽しそう・・・。
立ち止まってその姿を見ていると、私の背後から・・・・。
「何々???大晦日だっていうのにもしかして一人でジャンクパーティー???(笑)」
・・・・・・・。
遊馬が私の持っている袋を覗き込み言った・・・。