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第29章 大人女子がノックアウトされる時

夏希side



もう・・・立ち直ったわけではないけど・・・。


ずっと落ち込んでいても仕方ない。


私は遊馬と一緒に車に乗って隣町のショッピングモールに買い物に来た。



「あ～ッ！！俺サーフボード新しいの欲しいんだよね～ッ」


遊馬はサーフショップのウィンドウを覗き言った。


「買えばいいじゃん(笑)」


私が言うと・・・遊馬はゲタゲタ笑って・・・。


「お前軽く言うなよッ！！結構高いんだぞッ！！！(笑)」




今思うと・・・。


遊馬は悪い奴ではない。


確かに軽いやつだけど・・・・。



「遊馬ってプロなんでしょ？？スポンサーいないの？？？？」


私が言うと、遊馬は考え込み・・・・。


「前は居たんだけど～・・・(笑)成績悪いから契約切られたッ！！！」


(笑)(笑)


そんな事明るく言うなって・・・・。


ったく・・・。


遊馬はプロサーファー・・・。



「最近大会出てるの？？？？」


私が言うと・・・。


「この前お前が居ない時～・・・ノースショアであった大会出たよ？？？」


ふーーん・・・。


「夏希が見に来てくれてたら優勝したのに～ッ！！！！(笑)」



相変わらずチャラチャラ遊馬(笑)