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第31章 残った悪役は・・・・。

思わず俺は・・・。


目を瞑ってしまった・・・。


マツさんはもう・・・90近い・・・。


殴られたらきっとッ！！！！




ドカドカドカッ！！！！！！



っと・・・ものすごい音がして・・・・・。



「うわぁぁああああああ～ッ！！！！！！！！！！！」



・・・・・・・。


んっ？！


この声・・・。


マツさんの声じゃ・・・。


ない。


・・・・・・・。


ゆっくり目を開けると・・・。


マツさんはさっきと変わらない場所に立って・・・手を叩いていた・・・。


その後ろで達也さんは口を大きく開けっ放しでマツさんを見つめ・・・・。




陽は？？？？


・・・・・。


陽は・・・。


牛の・・・


エサ入れに・・・。


尻を突っ込んだ状態で牛に顔を舐められて・・悲鳴を上げた。





俺の上に居た栄治は立ち上がり・・・。



「何だくそババァ・・・お前・・・何者だよ・・・・。」



・・・・・・マツ・・・・さんっ？！



俺の後ろに居た直樹と直之は硬直し・・・俺に寄って来て・・・。



肩を貸してくれた・・・。





マツさんはニコッと笑い・・・。




「さぁ、・・・黙ってあの不細工を連れて帰るか・・・お前も牛の餌になりたいか・・・どっちだい？？？」




・・・・・・・。